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iPhoneから送信 大村宮司は三河一宮の砥鹿神社の宮司でもあります。
境内には松があり、室町時代、足利将軍の御用絵師となった狩野派の二代目、元信
が四季花鳥図の襖絵を描き、その絵の構図が、特徴のある構図です。松が地面から1メートルほど立ち上がってから、横に伸びそしてまた上に向かって伸びています。
湊町神明社の境内にある松はこの構図に非常に近い形となっています。四季花鳥図の襖絵では松の背景は大きな滝が描かれています。
狩野派は室町時代から400年続いた絵師の家系です。安土桃山時代の障壁画はすべて火事で焼失し、今はありませんが、江戸時代の二条城の障壁画、名古屋城の本丸御殿の障壁画はこの狩野派によって描かれていて、見事な空間演出が図られています。
江戸時代、徳川幕府は力強い常緑樹の松の絵をを徳川家が永遠に続くという、イメージとして好んで使っていたと思われます。
吉田の絵師は原田圭岳(けいがく)。一本の松の大樹を六曲大屏風の画面一杯に描かれてる「老松図」。